移住・農業体験の場 ファンファーム

プロジェクト推進メンバー

喜田 智彦

プロジェクトオーナー

吉井 亜矢

プロジェクトオーナー

西田 聖

メンバー

福田 瞳

メンバー

辻 昭典

ジョイントメンバー

プロジェクト概要

近年、幅広い世代で、移住してみたい農業をやってみたいという人が増えてきています。

移住して農業をしてみたい方の約8割は農薬や化学肥料を使用する慣行栽培ではなく、無農薬、有機肥料を使用する有機栽培や自然栽培での農業を希望しているのです。

この小松島市は有機農業の先進的な地域で、有機農業や自然農業を取り組まれている農家がたくさんおられ、小松島市櫛渕長の就農支援事業所のとくしま有機農業サポートセンターには、全国から学びに来られる方がいます。

そこで小松島市櫛渕長の空き家を農家民泊ゲストハウスにし、一般客や移住希望者や、就農希望者に一定期間滞在していただき、その期間中は農業体験プログラムとして、とくしま有機農業サポートセンターコラボ(野菜栽培、収穫、販売)やシェアリングファームによる家庭菜園体験、地場の旬な食材を使用した料理教室などを企画し、小松島への移住や農業の魅力を発信します。

また、地域の方には移住・就農希望者がたくさんいることを認識してもらい、空きスペース(家、畑、山林など)活用の促進を促します。

プロジェクトを始めた背景・課題・動機

今日、空き家はどんどん増えていく状況にありますが、空き家のニーズは高く活用したい方はたくさんいます。ですが、空き家所有者の諸事情により活用されない現状がよく見受けられ、そこのマッチングできれば地域は活性化に繋がると思います。

その課題に取り組むべき企業を去年しまして、今年このリビングラボで幅広く広報できればと思い参加させていただきました。

プロジェクトの目的

今回の「農業×空きスペース活用」テーマは、空き家活用、移住支援、就農支援へのアプローチの一つです。プロジェクトの目的として最終ビジョンは、小松島の農業の魅力を発信するとともに、誰でも簡単に空き家スペース(家、畑など)を活用できる仕組みを構築することです。

これまでの活動

形にしてみよう祭り(2018年8月4日、2018年8月5日)

  • 『就農や移住を誘う農のデザイン』テーマのワークショップ開催。
  • 現地視察(とくしま有機農業サポートセンター、みその農園)

形にしてみよう祭り終了後

  • 実家の離れを農泊施設に検討
  • 畑を借り、とくしま有機サポートセンター運営のもと農業体験の場を構築
  • 同時期に実家にてヤギ飼育開始。

ためしてみよう祭(2018年9月8日、2018年9月9日)

  • これまでの経緯を「農業×空きスペース活用」でプレゼン。
  • 現地視察「農泊施設」「農業体験の畑」。

ためしてみよう祭終了後

  • 小松島市農林水産課、農泊事業関係者に相談の上、農泊申請を提出。
  • 農泊申請中、借りた畑を整備。
  • 農泊プログラムの内容検討。

KLLが役立ったと思う点

産官民学が集まることで交流人口が増え、今まで出会えない方々と交流することができた。「こまつしまリビングラボ、徳島大学」のブランド力を発揮でき、一個人ではできなかったアプローチができるようになった。

活動の うまくいってること、 うまくいっていないこと

うまくいってること

  • 農泊施設の開業までの手続き及び、営業許可、取得。
  • 借り農園の運営(ブロッコリー、カリフラワー植え付け)1月上旬収穫。

うまくいっていないこと

  • 空きスペース(家、畑)の掘り起こし。移住支援、就農までのガイドライン、サポート体制の構築。
  • 移住支援や就農の広報の仕組み。

成果発表の企画と狙い

【体験と目的】

シェアリングファームにて種植え(春菊、かぶら、大根、オクラなど)をしてもらいます。収穫時期にはまたイベントを企画する(臼ときねでのお餅つき体験)。

数ある企画の内の一部をみなさんに体験してもらい、感想、提案をもらいます。

【狙い】

今回のプロジェクト『移住・農業体験の場 ファンファーム』は、移住・就農希望者へのお試し期間の提供です。実際に移住・就農となると、いろんな課題が見つかると思います。

その中でも大きく2つの課題があり、その課題を皆さんに問いかけてみたいと思います。

1つは移住希望者のほとんどは空き家などの戸建て賃貸を探しています。そして近年、空き家はどんどん増加しています。空き家のニーズがあり、空き家も多いと、一見、良好な関係にあるようなことも、実はマッチングできていないのが現状で、空き家所有者の諸事情で、空き家は放置されているのです。誰もが簡単に空き家を借りられるような仕組み作りを可能にできないかと、問題提起します。

2つめは、移住して農業をしてみたい方の約8割は、農薬や化学肥料を使用する慣行栽培ではなく、無農薬、有機肥料を使用する有機栽培や自然栽培での農業を希望しています。また、小松島市は有機農業や自然農業を積極的に取り入れている地域でもあります。このマッチングを図ることで、就農希望の方々が全国の数ある自治体から小松島市を選んでくれるような働きかけができると思います。